初心者でも乗れる!バンコクのバス大解剖
今回はバンコクのバスについてです!
格安で済ませたいバックパッカーにはぜひ使っていただきたい。
そうでなくてもタクシーに頼る生活に嫌気がさした君、バスはどうかね?
しかし番号が行先を表しているだけであり、行先が書いてあったとしても郊外のわけのわからない車庫だったり、タイ語が書いてあるだけで読めなかったりすることが原因で、観光客にはほとんど使われていないのが現状です。駐在の人でも会社の車があるので、わからない人が多いです。
まあ、実際どの国へ行ってもバスはなかなかわかりにくいですよね。
まずみなさんがよく遭遇するのは
1.路線図がない
2.時刻表がない
3.車内の案内が不足している
4.その国の言語でしか案内がない(英語がない)
5.乗り方や支払い方法がわからない
といったところでしょうか。
タイに留学していたときは、バスがなければ(格安で)どこにも行けないような場所に住んでいましたので、必然的に詳しくなってしまいました。
この記事では、バンコクのバスにはどのように乗ればいいのかを解説していきます。
今後、観光に便利な路線に関してさらに記事を書いていきますので、ご期待ください。
まず、バスの種類ですが、
大きく分けて2種類あります。
BMTA(バンコク大量輸送公社)のバス
民間バス
BMTAバスは、バンコク都心部をほぼ全域的に網羅しており、利便性も高く、民間よりも整備が行き届いている印象です。
民間バスは、BMTA路線と並行して走るか、委託路線を運行するなどしています。整備が行き届いてないバスもあり、たまに故障して路上で止まることもあり、私も実際に何回か経験しました。かといって死ぬわけではないので、タイ人は皆冷静に諦めます。笑
バス壊れた時こんな感じ↑
次に、乗り方です。
まとめて書けば、次のようになります。
1.バス停を探してそこで待つ
2.バスが来たら手で来い来いアピール
3.バスに素早く乗り込む
4.車掌に運賃を支払う
5.降りる前にブザーを鳴らして
6.停車したら降りられます
あれ?簡単そうに見える??
そう思ったあなた、現実はそううまくはいきません。笑
番号順に詳しく解説していきましょう。
1.まず、バス停は歩いていればどこかにはあるでしょう。ただし、少し違う通りに出れば、もっと良い路線のあるバス停が…なんてこともありますので、そこはカンに頼ってください。
2.このへんから難易度が上がります。といってもまだ大丈夫。アピールしないと、特にBMTAバスの場合は完全にスルーされます。民間は収入が欲しいので、停まってくれることが多いですが。
3.乗り込んでいないうちにバスが動き出します。というか、完全に止まらないバスもあります。気を付けてください。
4.ここが一番大変です。赤バスであれば、運賃一律6.5バーツ、民間のノンエアコンミニバスであれば運賃一律9バーツ(2017年9月現在)なので、その金額を渡せばいいだけですが、エアコンバスなどの距離制運賃を採用するものでは行先を
「タイ語で」
伝えなければなりません!
とりあえず最高額払っておこう、、なんてものは通用しません。BMTAのおばちゃんは予想に反してしっかりしています。
ここは、あらかじめタイ語で行きたいところをあらかじめスマホに表示させておくか、発音を練習して、不愛想なおばちゃんの前で砕け散ってください。
なお、日本のカタカナ英語の発音のように、タイ語にもタイ英語なるものがあります。
また、日本語表記ではかけ離れた発音になっているものも多いです。
例:Central World→センタンウォー
例:Siam(日本の某観光雑誌には「サイアム」とありますが)→サヤーム
例:Ekamai เอกมัย→エカマイではなくてイカマイとの中間ぐらい
これはタイ語を勉強すればわかることなのですが、声調(音の上がり下がり)が5つもあるうえ、複雑な決まりがあるため外国人には難しいのだと思います。
運賃がいくらか聞き取れなかったら、とりあえず20バーツ札を渡せばおつりが返ってきます。ぼったくりはほぼないです。(あったことがありません)
5.ブザーをならすのはいいんですが、それ以前の問題として停留所の案内が適当です。タイ語で言ってくれる時もあれば、無言ってこともあります。Google Map などで自分の位置を追跡しましょう。ブザーはそれなりに早いうちからタイ人は鳴らします。これは、おそらくタイの交通事情を考えてみればわかると思うのですが、早めに鳴らさないと運転手としては渋滞を避けて車線を走行するので、停まりにくいからなのではないでしょうか。決してタイ人がせかせかしてるわけではないと思います。
6.ブザーを押したらこれまた早いうちからドアの前に(走行中であっても)並び、一瞬で降りられるよう待機します。ドアが開いたら一目散に逃げるように降りてくださいね笑
はい。あと、最後にもう一つだけ言わせてください。これ重要。
特にBMTAバスに多いのですが、高速経由の便が混ざっていることがあります。
これの見分け方ですが、フロントガラスや横に行先札があると思います。
青色→Local
黄色→Express Way
赤色→車庫行あるいは途中どまり
私はこれを見落として、BTSの終着駅に近いところまで高速経由で飛ばされたことがあります泣
とまあ、説明はここまでです。長かったですがお疲れさまでした。
初めてだとなかなか勇気が出ないと思いますが、ぜひ挑戦してみてください!
運賃は次の通りです。(2017年9月現在)
BMTAオレンジバス
11バーツから距離制
BMTA青バス
10バーツから距離制
BMTAノンエアコン赤バス
日中6.5バーツ一律
深夜8バーツ
民間ノンエアコンミニバス
日中9バーツ一律
深夜10バーツ~11バーツ一律
民間エアコンバス
13バーツ一律もしくは距離制(多くが13バーツから)
それではバンコクのバスをお楽しみください!
★おまけ★
元都バスのハイブリッド試験車のうち一台がBMTAで試験導入されていました。